2016年3月24日、本人の同意なく個人情報が収集・利用されるマイナンバー制度は憲法13条の自己情報コントロール権を侵害するとして横浜地裁に提訴しました(原告は1次〜3次併せて230人)。2019年9月26日の不当判決を受け、原告179人で東京高裁に控訴しました。第1回期日は2020年6月19日の予定でしたが新型コロナウィルスの影響で取り消しされ延期になっていました。やっと2021年3月8日に開かれることになりました。
近年、情報漏えいなどプライバシー侵害への懸念が高まっており、プライバシーを人権として確立させることが求められています。菅政権はデジタル化の推進を打ち出しており、その基盤システムとしてマイナンバーカードを活用しようとしています。来年3月から始まる健康保険証への利用だけでなく各種免許証との一体化も検討しています。「税と社会保障、災害」対策が目的だったマイナンバー制度は姿・形をかえて大きく変貌しています。
制度を逸脱させず、プライバシーを守るための違憲訴訟はとても重要になっていると思います。控訴審では「自己情報コントロール権」を人権として認めさせる判決を勝ち取りたいと思います。
今集会では、「控訴審をめぐる情勢・訴訟の意義と展望、マイナンバー制度の現在、デジタル庁創設構想など」についてお話を聞き、訴訟につなげていけるように議論・意見交換したいと思います。原告以外の方も参加できます。ぜひご参加ください。
日時:2020年 12月1日(火)18時30分
会場:かながわ県民センター301号室
※ 当日は「Zoom」によるライブ中継を行います。
- 「Zoom」参加のURL、ユーザーID、パスワードは、集会当日の午前10時より、このブログでお知らせいたします。
- 後日、集会録画をアップします。